神経管閉鎖障害や自閉症などのリスクを減らす葉酸

葉酸は細胞分裂、DNAの合成、貧血予防などの働きがある栄養素です。妊婦がしっかりと葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害や自閉症などのリスクを減らすことができます。

 

厚生労働省は栄養補助食品などから葉酸を摂取することを推奨しています。妊婦にとって重要な栄養素ですが、いつから葉酸を飲み始めればいいのでしょうか。

 

妊娠前からの摂取が重要

 

葉酸がもっとも必要な時期は妊娠4〜12週目です。この時期に胎児の脳などが形成されます。葉酸を十分な量摂っていれば、胎児の健全な脳の発育を助けます。

 

日本人女性の6割は予定外の妊娠をしているケースが多く、妊娠に気づかず妊娠12週目を過ぎてしまうことがあります。妊娠4〜12週目までに葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害のリスクが高まります。お腹の膨らむが目立たず妊娠に気が付かないケースが多いので、妊娠1か月前から葉酸サプリメントの摂取をしましょう。

 

妊娠初期以降も大切

 

妊娠中期や後期にも葉酸を摂取する必要があります。妊娠12週目を過ぎても胎児の細胞分裂は続くので、葉酸を必要としています。

 

赤ちゃんのためだけでなく、母体の健康のためにも葉酸が必要です。葉酸は赤血球の合成に関わり貧血を予防する働きがあるので、母体の貧血予防のためにも必要です。葉酸を摂取しているとつわりが軽減するケースもあります。

 

授乳中にも大切

 

母乳はお母さんの血液から作られていて、赤ちゃんは母乳から栄養をもらっています。生まれてきた赤ちゃんの成長のために葉酸が必要で、母乳を介して葉酸をもらっているので授乳中にも葉酸摂取が重要です。血液を作るために葉酸が必要なので、母乳のでをよくするためにも必要です。葉酸はビタミンB12とともに赤血球を形成しているので、ビタミンB12も一緒に摂りましょう。

 

過剰摂取の心配はないのか

 

妊娠前から授乳中までずっと葉酸を摂取し続けていて過剰摂取の影響がないか心配だと思います。葉酸は水溶性ビタミンで大量にとっても排泄されてしまうので、過剰摂取の心配はありません。